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ぬる湯がじわっと人気です。

風呂桶 からだにやさしいぬる湯の人気が復活してきました。
なんとなくいままで熱いお風呂のほうが主流で、ぬるめだと苦情をいう人がいたり、秋冬になると避けられたりしてきました。
みんなが江戸っ子じゃないんだから熱けりゃいいってもんでもないですよね。

ぬる湯とはお湯の温度が37〜39℃ぐらいの低温の温泉のことです。
ぬる湯は遠く昔から各地にあって痛みを和らげるために1〜2時間つかるなど、湯治の目的で利用されてきました。
「ぬる湯」につかることで、リラックス効果が高まったり、免疫増強、疲労回復などの効用があります。
少し前まではそれほど認知度がなくて、知識のないお客さんからは「この風呂寒いよ〜。どうなってんの?」みたいに文句を言われることもあったそうです。

大分県壁湯温泉のぬる湯
(写真提供:じゃらんnet)
最近は傾向が変わってきて、「ほんとうにゆっくりと疲れを癒したい」「普段から2時間くらい自宅でも半身浴をしているから外でも長く浸かりたい」などぬる湯派が増えてきました。
しかも若い人は熱い風呂がキライな人が増えています。

そんなわけでぬるい温泉の良さが見直され、わざわざぬるい温泉を探して旅行する家族も増えています。
大分県壁湯温泉のぬる湯の写真
気持ちいい〜!ぬる湯の癒し効果は計り知れません!

全国ぬる湯サミット開催

ぬる湯サミット
(ぬる湯サミットより)
2010年3月に佐賀の古湯温泉・熊の川温泉郷の呼びかけで「全国ぬる湯サミット」が開催されました。
サミットに参加したのは長崎県島原温泉・熊本県山鹿温泉・平山温泉・佐賀県竹崎温泉・古湯温泉・熊の川温泉・大分県長湯温泉・壁湯温泉・三重県榊原温泉・新潟県五頭温泉など。
講演や各温泉の代表者による意見交換会、ぬる湯に浸って地元の常連客が語り合う「ぬる湯談議」などがあり、ぬる湯ファンも参加して盛り上がりました。

山梨県下部温泉や新潟県栃尾又温泉などもぬる湯で有名です。


人気のぬる湯温泉地は?

ぬる湯は小さな温泉地が多く、観光シーズンに人がわっと押し寄せることもあまりありませんので、長逗留するにも好都合。
中にはお宿が1軒だけ!という温泉もあります。

別府温泉湯布院温泉のように100軒以上も宿があると宿をチェックするだけでたいへんですが、 ぬる湯温泉地は宿泊する旅館を決めるのに迷わなくて済むので楽チンです。

さあ、自分たちだけののんびりぬる湯旅行に出かけましょう!

全国のぬる湯温泉宿をじゃらんでチェック》 》 ぬる湯の宿を見てみる

古湯温泉(佐賀)のイメージ写真

古湯温泉 [佐賀]

四方を小高い山々に囲まれ、嘉瀬川流沿いにある古湯温泉。約2200年前に発見されたと言われる古い温泉です。泉質はアルカリ性単純温泉。

太良竹崎温泉(佐賀)のイメージ写真

太良竹崎温泉 [佐賀]

日本最大の干潟を持つ有明海沿いの国道に、カニと温泉をうたった旅館が十数件。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で無色透明、神経痛や皮膚病に効くとされる。

熊の川温泉(佐賀)のイメージ写真

熊の川温泉 [佐賀]

昔から湯冶場として親しまれてきた美しい渓流を臨む山間の小さな温泉郷。西日本一のラジウム含有量を誇る温泉。

島原温泉(長崎県)のイメージ写真

島原温泉 [長崎]

有明海を臨む島原港付近に湧き、島原九十九島の景観を眺め、風向明媚な温泉地。泉質は ナトリウム、カルシウム炭酸水素塩泉で神経痛、リュウマチ、外傷などに効く。

山鹿温泉(熊本県)のイメージ写真

山鹿温泉 [熊本]

約800年前、湯に浸っている鹿を発見したのが始まりと伝えられる古い温泉。泉質はアルカリ性単純温泉、神経痛、筋肉痛に効くとされる。

平山温泉(熊本)のイメージ写真

<平山温泉 [熊本]

熊本県山鹿市にある温泉。周囲の温泉の成分には含まれていない硫黄分が含まれ、泉質の良さで知られる。

長湯温泉(大分)のイメージ写真長湯温泉

長湯温泉 [大分]

国内では数少ない炭酸泉で知られ、芹川沿いに湧く温泉。湧出量と二酸化炭素の含有量、温度から、日本一の炭酸泉と称される。

榊原温泉(三重)のイメージ写真

榊原温泉 [三重]

清少納言の「枕草子」が、有馬、玉造とともに、三名泉として書き記した歴史ある名湯。湯は、ビロードのようにしっとりと肌になじみ、美肌に効果があると言われる。

五頭温泉郷(新潟)のイメージ写真

五頭温泉郷 [新潟]

弘法大師の開湯と伝えられ、1200年の歴史を持つ温泉。効能高い天然ラジウム温泉はアトピーにも効果がある。

壁湯温泉(大分)のイメージ写真

壁湯温泉 [大分]

鹿が入浴しているところを猟師が発見したとされる温泉。宝泉寺温泉郷のはずれにある一軒宿の温泉。

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